「もののあはれ」と日本の美 [美術展]

あはれ.JPG
2013年4月17日(水)~6月16日(日)
サントリー美術館

とても抽象的な概念の「もののあはれ」ですが、それを展覧会にしてしまおうという企画。一体、「もののあはれ」とは何なのか?説明版には、以下のようにありました。

「あはれ」は、「哀れ」という漢字を当てると、その語感は何か物悲しく儚いイメージに偏るが、本来は、賛嘆や愛情を含めて、深く心をひかれる感じを意味していたとされる。

ふ~ん、分かったような、分からないような。鑑賞者に「もののあはれ」を感じさせようとするなら、ハードルは高いといえそうです。だからでしょうか、展示品の他に、月の名前と月齢を説明した展示版を設けたり、展覧会場に鶯やホトトギスの鳴き声を流したり、いつもの展覧会にはないような工夫がこらされていました。観るというよりも、感じる展覧会といえそうです。そんなに簡単には“深く心をひかれる感じ”にはならなかったけれど、日本人の「花鳥風月」好きや無常観みたいなものは伝わってきました。

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