現代美術のハードコアはじつは世界の宝である [美術展]
2014年6月20日(金)~8月24日(日)
東京国立近代美術館
展覧会のコンセプトには感嘆しましたが、作品には興味がもてませんでした。50億円で好きなコレクションを選ぶゲーム企画も最初はどれにしようかな~、なんてワクワクしながら始めたのですが、結局、ほしい作品が1点もありませんでした。もう若くないからなのか、現代アートの感性にはついていけません。客層もいつも行く展覧会とはまったく違っていて、平均年齢は20歳位若く、流行に敏感なおしゃれでスマートな若者がたくさん来ていました。作品よりも観覧者の方に目がいってしまいます。
それにしてもコレクションを集めた大富豪のピエール・チェン氏。台湾の大手電子部品メーカー、ヤゲオ・コーポレーションのCEOを務める実業家だそうです。チェン氏の世界各地にある住居の写真がすごかった。人が住んでいる気配のない、セレブ感あふれる雑誌の中のようなお部屋に展示作品が飾られています。それはそれで、違和感なく、しっくりくる。庶民の私にほしい作品がなかったのもムリはないな、と思いました。
ちょっといいなぁ、と思ったのは、杉本博司とアンドレアス・グルスキー。秩序というか、表現したいものが感じられて、古典に通じるものがあるような気がしました。
所蔵作品展 こども+おとな工芸館 もようわくわく
2014年6月28日(土)~8月31日(日)
東京国立近代美術館 工芸館
工芸館で開催されていた「もようわくわく」展にも足を伸ばしました。工芸には興味がないのに、模様にはわくわくしてしまうのです。江戸小紋の模様が素敵でした。ユニクロがTシャツにしてくれたらいいのにな。
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