法隆寺夏季大学 [講座]

2014年7月26日(土)~7月28日(火)
法隆寺聖徳開館

法隆寺夏期大学に初めて参加しました。参加者は北海道から九州まで約500名。自転車や原付バイクでやってくる地元の方々もいらっしゃって、法隆寺ファンの層の厚さが感じられます。4日間で8講座、1日目午後の伽藍特別拝観、3日目午後の護摩供養、中宮寺と法起寺の参拝、期間中は法隆寺の通常拝観OK、というなんとも盛りだくさんの内容。特に1日目午後の伽藍特別拝観は感激の連続でした。班分けの上、寺僧さんにご案内いただいたのは、通常は見られない伽藍やお厨子ばかり。もちろん楽しみにしていましたが、その期待を上回る“おもてなし”にワクワク、クラクラしっぱなしでした。

特別拝観の場所は、
・まずは、通常は入れない西円堂の堂内へ
・年に限られた時期しか開扉されない上御堂と夢殿(昨秋に訪れたばかり。釈迦三尊像と救世観音に再会。)
・大宝蔵院、大宝蔵殿(出開帳中の夢違観音に代わっておでましの夢殿の御前立観音(平安時代)がよかった。いつもは夢殿の北面に安置されているそうです。)
・普通は見られない東院伽藍の伝法堂、絵殿、舎利殿(昨冬に見た東京国立博物館の聖徳太子絵伝(国宝)はここに収められていたことを知りました。)
・収蔵庫の損傷壁画(焼け焦げた壁画に心が痛みましたが、芸大美術館でみた模写の素晴らしさがせめてもの救いです。)
・圧巻の聖霊院(年に1回、お会式にしかご開帳されない内陣のお厨子が開かれて、法隆寺のご本尊でもある聖徳太子像(国宝)を間近に拝まさせていただきました。)
・最後に若草伽藍跡へ(聖徳太子と山背大兄王に思いをはせます。)

これだけの至宝を、惜しげもなく、しかも、もったいぶらず、500名の参加者に公開してしまう法隆寺。すごいなぁ。聖徳太子のこころざしがいまも引き継がれているのですね。

タグ:国宝 仏像
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