うるしの近代-京都、「工芸」前夜から [美術展]
2014年7月19日(土)~8月24日(日)
京都国立近代美術館
展覧会のちらしにひかれて、京都国立近代美術館の「うるしの近代」展へ。工芸にはまったく心が躍りませんが、そこに描かれている模様にはグッときてしまいます。特にパターン化された模様、繰り返される模様が好き。だから神坂雪佳(かみさかせっか)のような図案家による近代の作品よりも、断然、江戸時代から引き継がれた伝統的な作品に心惹かれました。ちらしにある鶯と梅のかわいらしいシンプルな繰り返し模様の吸物椀、レプリカでいいから欲しいなぁ。木村表斎(江戸後期~明治時代)という漆塗師の作品だそうですが、この展覧会の出品作では最も古い時代のもの。時代が現代に近づくにつれて、どんどん手の込んだ凝った模様になっていき、わたしの好みからは外れていきました。
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