開館120年記念特別展 白鳳-花ひらく仏教美術-(2) [美術展]
平成27年7月18日(土)~9月23日(水・祝)
奈良国立博物館
薬師寺の月光菩薩の魅力にあてられて、ふらふらしながら西館へ(前回の記事)。胸はもういっぱいなのに、まだまだメインディッシュは続きます。第6章は法隆寺の白鳳。夢見がちな夢違観音は好きじゃないのでチラ見だけ。ここで見とれたのは、橘夫人念持仏。床板と念持仏と仏殿とに分解されていて、全てをじっくりみることができました。床板の蓮池のデザインが素敵です。
そのほかにも、かっこいい当麻寺の持国天立像や神秘的な法輪寺の伝虚空蔵菩薩立像など、白鳳仏とひとくくりするのがためらわれるような個性派もいらっしゃって、更にせん仏や押出仏まで網羅。なんだか完全にメモリーオーバーで最後の方は朦朧としてよく覚えていません。
とにかく大満足の白鳳展。でも、じゃあ、白鳳仏がすごく好きになったかというと、そういうわけでもなくて、そこはあまり変わりません。ただ、こうやって白鳳仏が一堂に会したときに生まれる微笑みのソフトパワーに心を動かされ、白鳳仏からのメッセージが聞こえてくるような気がしました。ふと、どういうわけか、We Are The Worldのメロディーが頭の中に流れてきました。
We Are The World
今こそあの声に耳を傾けるとき
今こそ世界がひとつになるとき
死んでゆく人がいる
今こそ命のために手を差し伸べるとき
命という最高の贈り物のために
これ以上知らないふりはできない
誰かがどこかで変化を起こさないと
私たちはすべて神のもと 大きな家族の一員
本当だよ すべての人に必要なのは愛
※ 私たちは仲間、私たちは神の子供たち
明るい明日を作るのは私たちの役目
さあ今こそ始めましょう
私たちの選択
それは自分たちのいのちを救うこと
本当だよ 明るい世界を作りましょう
私とあなたで
心を伝えてくれれば支えになってあげられる
そうすればもっと強く自由に生きられる
神が石をパンに変えてくれたように
私たちも救いの手をさしのべましょう
※ 繰り返し
見放されてしまったら、何の希望もなくなる
でも負けたりしないと信じれば
変化は必ず起きる
私たちがひとつになって立ちあがる
※ 繰り返し
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