ニューオータニ美術館 新春展 [美術展]

鶴亀.JPG
2014年1月1日~1月19日
ニューオータニ美術館

三尊像を模した菱田春草「亀」、横山大観「寿老人」、下村観山「鶴」。早世した春草の死後、おめでたい「亀」の図に大観と観山が追悼の絵を描き、三幅対としたそうです。いい話ですね…。大観の「寿老人」には代表作の「屈原」と通じる凄みありました。この世からはみ出した男性像の中に、絵の上手下手を越えた精神性を描きだす大観。一方、観山は上手だけれど邪心はありません。春草の「亀」はうようよと必要以上の数が描かれ、なんともいえず不思議な世界です。まだ春草の作品をまとめて観たことがないので、今秋の回顧展が楽しみです。

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