師走の奈良旅行 法華堂の憤怒像 [仏像・仏画]

開山堂をでた後、二月堂にお参りしてぶらぶらしていたら、二月堂の裏側に不動堂を発見。二月堂には何度も来ているけれど、初めて知りました。東大寺は奥が深いです。ちょうど護摩焚きの最中。毎月3回(10、18、28日)行われているみたいなので、いつか参加したいです。

不動堂から階段を下りると法華堂(三月堂)。こちらの仏さまたちは、皆さん揃ってとにかく大きい。3mを越える仏像が9躯もいらっしゃって、そのうち憤怒像が6躯。すごい迫力と圧迫感です。いつもは正面からしか拝顔できませんが、今日は背面の厨子にいらっしゃる秘仏 執金剛神像の御開帳のため、横顔や後ろ姿をじっくりと拝することができました。その大きさと形相ゆえ「精緻」という言葉は似合わないけれど、単眼鏡でみると大きさが相対化されて、精緻を極めた彫像だということがよくわかります。戒壇院のイケメン四天王に比べると見劣りするかと思っていましたが、法華堂の四天王像と金剛力士像も実は端正でかっこいいです。

本日最後の秘仏 執金剛神像は大きな口を開けて歯を見せて、かなり激怒されていました。ただ事ではない怒り具合。あまり頻繁にはお会いしたくないほどで、秘仏でいらっしゃるのもうなずけました。



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