春の優品展 歌仙と歌枕(五島美術館) [美術展]
春の優品展 歌仙と歌枕
2017年4月1日(土)~5月7日(日)
五島美術館
歌仙絵(歌人の似顔絵)は、やっぱり楽しいな。今、三十六歌仙絵をコレクション中なんですが(関連記事)、ここでは大物の「佐竹本三十六歌仙絵 清原元輔像」と「上畳本三十六歌仙絵 紀貫之像」(いずれも重文)をゲットしました。
佐竹本三十六歌仙絵 清原元輔像(重要文化財)
上畳本三十六歌仙絵 紀貫之像(重要文化財)
その他にもいろいろな歌仙絵が勢ぞろい。似顔絵と言っても、ずっと昔の歌人を想像で描いているから、絵師の自由度が高くて遊び心が垣間見られるのが歌仙絵の魅力。髭面の後京極良経が伊勢を指差していたり(時代不同歌合絵 伊勢・後京極良経像)、猿丸太夫が名前の通り猿っぽい顔で描かれていたり(業兼本三十六歌仙絵 猿丸大夫像)、スカートをつまむように束帯の裾をつまんでいる姿だったり(後鳥羽院本三十六歌仙絵 平兼盛像)、振り返る後ろ姿だったり(後鳥羽院本三十六歌仙絵 平仲文像)、とっても親近感がわきます。これでくずし字が読めて、添えられている和歌の意味が分かったら、さらに楽しめるだろうなぁ。
タグ:歌仙絵
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