東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展ー大和古寺の国宝・重要文化財ー(奈良大学博物館) [美術展]

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東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展ー大和古寺の国宝・重要文化財ー
2021年6月26日(土)~8月31日(火)
奈良大学博物館

夏の旅行2日目は奈良へ。行きたいところがたくさんあって大忙しの1日です。朝一番で奈良大学博物館の拓本展へ。拓本なんてこれまでじっくり見たこともなかったけれど、今では採拓できない国宝・重文の拓本ばかりで見応えがありました。いつもは見づらい光背や台座などの細かい部分をじっくりと観察できるのですから楽しくないはずがありません。

鬼神像で有名な薬師寺薬師如来坐像の台座も現地ではどうしたって薬師像の方に目が奪われてしまいますが、展示では台座の鬼神(の拓本)がメインです。鬼神と言われますが愛嬌いっぱいでかわいい小動物みたい。おへそがハート形でキュートです。東大寺の大仏殿で盧舎那仏の台座蓮弁をじろじろするのは周りの観光客の目が気になりますが、今日ばかりは心ゆくまで眺めることができました。拓本だと線刻の線と形が実物よりもとらえやすく、蓮弁に描かれた二十二菩薩もくっきりと美しさが際立って見えます。拓本ということを忘れてうっとりと有難く拝まさせていただきました。拓本で初めて知った地獄谷石窟仏や南明寺釈迦如来坐像はいつか現地を訪れてみたいです。

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