博物館に初もうで(2018年1月、東京国立博物館) [美術展]

博物館に初もうで.JPG
2018年1月2日(火)~1月28日(日)
東京国立博物館

毎年恒例の「博物館に初もうで」。今年は戌年だからかわいい犬の作品がたくさんありました。猫派の私としてはいつか猫特集もしてほしいなぁ。まずは、お正月らしく梅の花から。200年の時を超えて響き合う仁清と香山。梅の香りがただよってきそうです。


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重文「色絵月梅図茶壺」(仁清、江戸時代・17世紀)


黄釉銹絵梅樹図大瓶.jpg
重文「黄釉銹絵梅樹図大瓶」(初代宮川香山、明治25(1892)年)


次は、平安時代の仏教美術。

釈迦金棺出現図3.jpg

釈迦金棺出現図1.jpg

釈迦金棺出現図2.jpg
国宝「釈迦金棺出現図」(平安時代・11世紀、京都国立博物館)
秋に京博の国宝展で拝したばかりなのに、こんなに間を開けずに再会できるとは!おまけに写真撮影までOKなんて、お正月から太っ腹、嬉しい限りです。よみがえったお釈迦様、おめでたい。京都の天台宗長法寺に伝来し、第二次大戦後に松永安左エ門氏が入手、氏の没後、国に寄贈されたそうです。


不動明王像(甚目寺).jpg
重文「不動明王像」(平安時代・12世紀、愛知・甚目寺)
不動明王なのにとっても優美です。截金文様が良く残っています。


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「十六善神図像」(玄証筆、平安時代・1179年、松永安左エ門氏寄贈)
私の大好きな玄証さんが描いた白描画です(関連記事)。強面だけど愛嬌のあるかわいいお顔。これも国宝の「釈迦金棺出現図」と同じく松永安左エ門氏の寄贈なんですね。


動物編

蓬莱山蒔絵袈裟箱.jpg
重文「蓬莱山蒔絵袈裟箱」(法隆寺献納宝物、平安時代・12世紀)
蓬莱山を背負った大亀と空を飛ぶ松喰鶴。おめでたい。


朝顔狗子図杉戸1.jpg
「朝顔狗子図杉戸」(円山応挙、江戸時代・1784年)
やっぱり応挙のわんこはかわいい。


犬を戯らす母子(鈴木春信).jpg
「犬を戯らす母子」(鈴木春信筆、江戸時代・18世紀)
これ犬かなぁ…。黒ネコにも見えない?


鳥獣戯画模本.jpg
「鳥獣戯画模本(甲巻)」(山崎董詮模写、明治時代・19世紀)
ネコもいた!


鼠志野鶺鴒文鉢.jpg
重文「鼠志野鶺鴒文鉢」(美濃、安土桃山~江戸時代・16~17世紀)
ネコといえば、ネズミ!




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